ひとつひとつ 丹念な手仕事
300年続く名産
佐賀市大和町松梅地区のほし柿の歴史は古く、享保17年(1732年)1月19日佐賀5代藩主鍋島宗茂に土産として吊し柿・栗・火縄を進上したとの記録が残されており、吊し柿が300年以上前から名産であったことがわかります。
ひとつひとつ丁寧に柿をちぎり、皮をむき、ひもで吊す…熟練の生産者の手で、美しい朱色のほし柿に仕上がります。昔ながらの製法で作る手作業の多い商品ですので、数に限りがございます。
実りから長い期間を経てほし柿へ
収穫された柿は、サイズの選別をしてから皮むきを行い、柿すだれを作っていきます。現在、皮むき作業は機械の導入も進んでいますが、専用の特殊な小刀で柿をくるりと回しながらむいている生産者も多くいます。熟練の生産者ともなると、柿をひと玉むくのに7~8秒しかかかりません。
むき上がった柿は、乾燥させるために連(れん)にして吊るしていきます。
自然の恵みと素材の旨味が凝縮
急激に直射日光で乾燥させると表面だけが乾燥してしまうため、直射日光をなるべく当てないよう、じっくりと時間をかけて乾燥させていきます。脊振の山間に位置し、昼夜の寒暖の差が大きく澄みきった空気の松梅地区の自然環境で徐々に時間をかけて乾燥させることにより、しっかりと水分が抜けるのと同時に糖分の凝縮が進み甘いほし柿に仕上がります。
全国へお届けします。
ほし柿は生の柿と比較してビタミンAが約3倍になると言われています。また、食物繊維やカロテン、カリウムなども多く含まれているため、美容と健康に気を付けている方にも大変オススメの商品です。
ドライフルーツとして日本茶だけではなく、紅茶、中国茶に。また、チーズや生ハムに合わせたりと、色々な食べ方ができます。